僕が20代の頃と仕事

 20代の頃、仕事と向き合う日々の中で、自分自身の成長とも向き合う時間を過ごしていた。大学を卒業したのは2003年で、社会に出た当初は右も左もわからず、ただ必死に仕事を覚える毎日だった。新しい環境に飛び込む不安と、少しずつできることが増えていく喜びが入り交じる中で、自分が社会の中でどのように役立てるのかを模索していたことをよく覚えている。

 初めての配属先では、毎日が学びの連続だった。業務内容は複雑で、社会人としてのマナーや商材の知識、上司への報告の仕方など、すべてが初めての経験だった。最初は自分が何を間違えているのかもわからず、指摘されるたびに落ち込むこともあった。しかし、経験を重ねる中で、自分なりの仕事の進め方や優先順位の付け方を学び、失敗から学ぶ力も身についていった。

 仕事のスキルを磨くことに集中した日々だった。毎日の業務を通じて効率の大切さや正確さを学び、少しずつ周囲の信頼も得られるようになった。同時に、人間関係の難しさにも直面した。同期や先輩、上司との意思疎通や責任の取り方、意見の伝え方――社会人としての基本を体で覚える日々だった。時には悩み落ち込むこともあったが、それも自分を成長させる糧になった。

 入社2年目には、会社が新しく立ち上げるネット通販事業のプロジェクトに選任されることになった。従来の業務をこなすだけでなく、新しい事業を一から企画・実行する経験は、これまでとは全く異なる成長の場だった。「自分はどんな仕事をしていきたいのか」「どんなスキルを身につけるべきか」「どんな人間でありたいのか」という問いに向き合いながら、具体的な成果を生み出す難しさと喜びを同時に経験した。先輩や上司の判断を観察し、自分なりに工夫しながら進める中で、仕事に対する姿勢や考え方が少しずつ形作られていくのを実感した。

 今振り返ると、あの頃の経験があったからこそ、仕事に対する自分の軸ができたのだと思う。若さゆえの焦りや不安を抱えながらも、一歩ずつ前に進む大切さを学んだ20代の時間は、今のキャリアの土台となっている。あの頃の自分に感謝しつつ、今も成長と挑戦の気持ちを忘れずに仕事に向き合っている。

営業2課 加藤 翔