住まいの寿命は外壁・屋根に大きく左右されます。家を守る屋根や外壁の劣化を放置しておくと、住まいの寿命も縮めかねません。きちんとした補修計画を立て、塗装工事や防水工事などを定期的に行えば、建物は長持ちし、結果的に建物のメンテナンスにかかる費用も少なくてすみます。また、最新の建材や、塗料を使用することにより、家の性能が向上する点も考慮する必要があります。
外壁の劣化のサインは色あせやひび割れ、サイディングの場合は継ぎ目のコーキングの劣化などをチェックしましょう。外装材自体に傷みが見られたら張替えも検討すると良いでしょう。
屋根は瓦の場合はズレや割れ、しっくいの点検をしましょう。金属屋根の場合はサビや色あせ、スレート屋根の場合は汚れやひび割れ等の確認が必要です。屋根の葺き替え工事は、屋根材の下に敷く防水シートや下地材なども新しく張り替えるので、建物自体の耐久性を高めることができます。屋根下に断熱材を入れれば断熱性も高まります。耐震性を考慮して、軽い金属屋根等に葺き替えることも重要なポイントになります。
リフォームのタイミングは、使用建材や立地条件などで各家で異なります。適切なタイミングでリフォームをし、安全・安心で快適な暮らしを手に入れましょう。
外壁点検のポイント
- ひび割れ
- カビや藻の発生
- 変色や色あせ
- 汚れ
- 金属部分のサビ
- コーキングの劣化
屋根点検のポイント
- 瓦の割れ・浮き・ずれ
- 変色や色あせ
- 金属部分のサビや腐食
- 軒先や屋根面のたわみ