年の始まりに際し

2024年1月31日 更新

新年あけましておめでとうございます。
昨年は日経平均株価がバブル崩壊後の最高値を更新しましたが、
為替は円安ドル高基調が続き、ウクライナに加えパレスチナでも戦争が起こり
激動の1年となりました。
こうした国内外の波乱要因は依然残ったまま、政治におけるお金の問題を含め
今年に持ち越しされました。
そして、今年に入りいきなり元旦の能登半島地震、更に羽田での航空機事故と
大きな事件が続き2024年は波乱の幕開けとなりました。
そんな中今年の景気の見通しですが、日経新聞お正月版の

「主要企業20社の経営者に今年の景気見通しを聞く」特集では、
GDPの見通しは、前年度比伸び率は平均で1.0%。
「個人消費の回復等、内需の復調」に期待が高まっていました
反面
「円安の進行や原材料価格の高騰」
「中・米・欧の景気の減速」
「物流の2024年度問題」等が懸念されていました。

毎年年の初めに1年の予想をしてみますが、良いこともあれば悪いこともあり
予想もしなかったことも必ず起こります。
結局、良い時も悪い時も変わらず、目の前の事しか見ない近視眼的にならず
将来を見据えて自身のやるべきことを考え、そして粛々と実行していくことが
大切だということです。

そして、当社は今年は創業100年を迎えます。
世界の創業100年以上の企業総数は7万4千社になるそうですが、
この内日本企業の比率はなんと50%だそうです。
100年企業を研究している後藤俊夫氏という方が「長寿経営を実現する要因」を上げています。
1.長期的視点に立った経営
2.短期の急速成長を戒める身の丈経営(無理をしない)
3.自己優位性の構築・強化(独自性)
4.利害関係者との長期にわたる信頼関係
5.安全性への構え(他人資本への依存回避など財務面だけでなく経営的な独立性。)
6.次世代へ継続する強い意志。
そして最後に「最大の長寿要因は『利他経営』思想だと話しています。

当社の「クレド」にもある言葉です。利己的にならず、他人の立場に立った行動と言動
「利他の精神」をもって今年一年を過ごして行きたいと思います。
そして、社員とそのご家族、更に当社に関わる全ての方が、

今年1年健康で幸多き年である事を祈念いたしております。
本年も1年宜しくお願い致します。

 

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