こんな仕事もしています。(ロープネット工)
2011年1月28日 更新
当社の業務内容の中に、土木工事がありますが、その中で余り一般の生活ではなじみのない
法面工事について紹介させていただきます。
この写真は、現在伊豆の下田で施工している現場の写真です。
山の中腹に今にも落ちそうな岩がごろごろしているのをワイヤロープを使って押さえつけて
落ちないようにしています。また、立木をほとんど切る必要がないので、環境に優しい工法となっています。
そして、あの阪神淡路の震災の時、この工法が施された山では落石がなかったと言います。
2m角のマスでワイヤーロープを地中に差し込んだアンカーに固定し、更に50cmピッチで
補助のワイヤーを入れて、全ての交点を特殊なクリップで固定しています。
重たい資材を荷揚げし、アンカーの数は数百本にのぼり、クリップは数千ヶ所留め付けなければなリません。
気の遠くなるような作業です。そして急傾斜での作業なので、危険も伴います。大変な仕事です。
しかし、この山の下には民家があり、お住まいの方は落石にヒヤヒヤして生活しています。
この工事が終われば、安心して生活が送れるわけです。意義のある仕事です。
こんな仕事もしています。