生涯の趣味として

2023年7月27日 更新

友人と時折お邪魔するバーがありまして(コロナ禍でご無沙汰をしていますが)、

そこで友人が

「なんて言ったっけ、あのウイスキー。東野圭吾の小説に出てくる… あります?」

と聞いたところ

「ありますよ」 と言って出てきたのが、アードベッグ。

これが私の、ハイボールではないウイスキーとの出会いだったように思います。

(飲み方はどうする? “凄い”けど、試してみる?ということで、ストレートでした。

このときは友人が飲み、私は香りだけ。 )

 

そのやりとりでスマートに正解を差し出す姿に、バーテンダーってすごい!と痺れ、

アードベッグの医療的ピート香に驚愕。

興味を持って調べ、ウイスキーがグラスに注がれるまでを知ると、すっかりハマりました。

その世界は深く、一生をかけてもほんの一握りしか試せない。

これも、惹かれる理由のひとつです。

 

家では、ティーチャーズ ハイランドクリームとモンキーショルダーを定番にしています。

一方で、グレンフィディックのように華やかなものも好きです。

モルトのほうが好みで、バーボンは少々苦手。

トワイスアップが精一杯の、まだまだ初心者です。

 

部屋に『もし僕らのことばがウイスキーであったなら』があるはずなんですが、見つかりません。

ウイスキーと、これもまた生涯の趣味である本とは、時の流れ方が近く、相性が良いように思います。

飲みながら本の背表紙たちを眺めるというのもまた、緩やかで幸せな時です。

 

                                      営業二課 武田

 

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