2023年新年

新年あけましておめでとうございます

 毎年元旦の日経新聞に「主要企業20社の経営者に今年の景気見通しを聞く」という特集が掲載されています。今年の20人の経営者のGDPの見通しは、前年度比伸び率は平均で1.3%。コロナ禍で低迷していた「個人消費」と「設備投資の伸び」が続くと見込んでの予想です。原材料価格の高騰や米欧景気の減速といった海外からの逆風への警戒も強く、回復のペースは22年度より穏やかになる見通しとなりました。

○プラスの意見として

「コロナの感染対策をしつつも経済社会活動の正常化が進み、消費、投資共回復が続く」

「個人消費の持ち直しや企業収益改善を背景とした設備投資の増加により穏やかに回復」

「コロナの水際対策の緩和、円安がインバウンド事業や輸出を押し上げることから景気回復」

等がありました。

○マイナスの意見として。

「物価の高止まりにより金融引き締めが更に加速した場合は、景気後退に陥る恐れもある」

「ロシアのウクライナ侵攻や、円安による国内物価の上昇は、食品や電気料金など身近な品目で値上がりが続き、個人消費の回復テンポは鈍化する」

と物価高に対し懸念がされていました。

  ただ、国内物価については、「23年後半には伸びが鈍化し、物価上昇は持続性を欠く」と指摘され、円安についても、日銀総裁の交代や米国の金融引き締めの出口が意識される23年4月以降は円高に触れるとの見方が大方でした。

 

 この様な状況の中、当社はどうかと言いますと、主要のお客様であります、工作機械関連の状況が昨年後半対前年で鈍化しているとはいえ、まだまだ高水準であり、受注残も多く抱えている状況で、年半ばまでは忙しい状況が続くと考えています。

車の業界は、半導体不足が一時に比べると改善傾向にはあるものの、いまだ一部車種では受注停止が続いている状況で、需要はあれど供給が追い付かない状況のようです。

半導体業界は今年は一時減速が予想されていますが、「来年2024年は今までに経験のない、相当大きな数字になるだろう」という東京エレクトロンCEOの話もありますので、今期後半から期待したいところです。

 

今年は兎年です。ウサギは跳躍力が高いことから、飛翔する年、更に向上する年とされています。 来年迎える創業100年に向けて、さらなる成長の年としたいと思います。