ドイツで自動車販売20%増
2009年3月11日 更新
先々週、「景気の良い話」ということで、インドの事を書きましたが、
ドイツでも政府が1月に導入した政策で、2月の自動車販売が前年同月比で22%増と好調です。
この制度は、9年以上乗った車を廃車にして、環境性能の良い車に乗り換えると
2,500ユーロ(約30万円)の補助金を受けられるという制度だそうです。
ディラーの値引きを加えると60~70万円安く買える車もあるそうで、
消費者はこの買い換え補助制度に殺到しており、既に補助枠の1/4を超える申込みがあるそうです。
また、フランスとイタリアもこの制度を導入するそうです。
日本では4月から一部のエコカーに対する税金が減免されるようですが、
ドイツほど消費を刺激するとは思えません。
ドイツは以前から太陽光発電にも力を入れて、太陽光発電で発電した電気を通常の倍近くで買う政策で
急速に普及し、太陽光発電用パネルの生産もドイツのキューセルというメーカが、
ずっとトップを維持していたシャープを瞬く間に抜いてしまいました。
日本も今年から同じような政策を展開するようですが、今回の車についての政策にしろ
どうしてもスピードと規模が他国に比べ中途半端で見劣りするように感じてしまいます。
政権抗争に力を注ぐ前に、足元の経済政策を論じてもらいたいと思います。