年を重ねて分かってきた事

2015年10月22日 更新

まず、バランスのとれた規則正しい生活をする事の難しさです。

自分の生活は自分自身の自己管理で成り立っているという自覚が必要だという事です。
これは、元気な若い時代には想像しにくい事で 自分は大丈夫、このまま調子よくずっとやっていけるという根拠のない自信がありました。
どんなに睡眠不足でも どんなに暴飲暴食をしても、そして、様々なストレスをかかえ精神的にダメージを与えられ 胃の痛い思いをしても、翌日には大した影響もないという若い日々の経験が 自分はいつまでも大丈夫という過信の元です。しかし、体は消耗品ですので、老いは確実にやってきます。仕事を持ちながらあわただしく子育てをして、子供が成長すると親の介護に追われ、気が付くと自分自身がガタガタになっていた、よくある話です。
若い頃は、高齢者がゆっくり歩く、疲れながら生きているのを横目で見ながら、何で年をとるとこんな風になるのだろう?若い時はこんなに調子がいいのになぜ維持できないのだろう?と
不思議に思い、自分はずっと健康であるとなぜか信じて疑いませんでした。が、その自信は脆くも崩れ去り 残念ながら現在の体調不良に繋がっています。
今の時代は、昔はなかった食品添加物から受ける様々な害や、精神的にもストレスの溜まりやすい環境の中、それが原因で心身のバランスを崩しやすく 規則正しい生活を心がけようと思っていても、忙しさを言い訳にして 後手に回り 着手まで至らないのは 充分理解できます。尚且つ、人生における各人に降りかかるストレスの負荷の大小は人それぞれですので、置かれている環境や状況の違う全ての人を同じ基準で量ることは出来ませんので、当然 個人差も出ます。
すべてにおいて、一括りには出来ません。
ですが、やはり出来る事なら もう少し心に余裕を持ち バランスの良い食事をとり、適度に歩き、適度な睡眠時間をとる。何でも偏りは良くなく、少なすぎても多すぎても良くない、体・心・ものの考え方、その他すべてにおいて適度なバランスを保ちながら生きられる事が出来たら、それだけでも至福の喜びだと思うのです。

総務部 服部素子

 

◀前のページに戻る    ▲このページの先頭へ