「思いやり」付いて
現代人は、他人に対する思いやりに欠ける言動が目につくが、10代の若い人、そして郵便料金の不正嫌疑で収監された元厚労省局長の2人に付き述べたいと思う
先ず、10代はゴルフの石川僚選手。9月19日の試合の決勝ラウンドで、2歳年上の選手とプレーオフになり、結末が付かず、4ホール目に、石川がグリーン脇のバンカーから打ちピン側へ、そして打ちパー、そして2歳年上の選手がグリーン脇から打ちピン側え付け当然入れてパーとする処外しボギーとし
石川の優勝が決定した。 普通だと、この瞬間ガッツポーズをするものだが、恐らく先輩の気持ちを思い、奢る事無く、むしろ悲しそうな顔をしていた
これを見て思い出したのが有りし日の朝青竜
白鳳を破り、優勝が決まった瞬間、相撲は国技にも関らず、土俵中央でガッツポーズをして批判を浴びたものだが
それに反し、石川の態度を見て本当の日本人の人を思いやる心、若いのに奥ゆかしさの真髄を見て感動をした
アナウンサー、解説者も非常に褒めていた
次は郵便料金不正容疑で収監されていた元厚労省局長の村木厚子さん
無罪が確定した時から、その後の記者会見で発した言葉は、1年半に渡って拘束され、物凄い検察の取り調べに屈する事無く、普通の人なら日夜に渡る
尋問に、してもいない事も、したと言わざるをえない、脅迫的尋問に自白に追い込まれるケースが大部分の様だが、それにも耐え無実を押し通した
思い出したが、リクルート事件の際の、当時の田中首相に対する、検察の取り調べの、情け容赦の無さは物凄いものが有った様子
とうとう耐えきれず自白に追い込まれた様子、首相のプライド等々は全然無し
村木さんが釈放され、その後の記者会見を聞いていたが、苦しめられた検察特捜部の悪口は一言も言わず、淡々と顔つきは流石晴れやかだったが
平常の顔付で話していた。
家族への感謝、応援してくれた人への感謝
検察が逮捕され、10/12日の談話で「真相が解明がなされる事を望みます」と一言、
木村さんの傷つけられた人の悪口を言わない、そしてこの精神力は見上げた人物である
服部隆輔