アイドリングストップ廃止!?

2021年1月26日 更新

停止中エンジンを止める「アイドリングストップ」が当たり前の装備になって久しいですが、最近になってトヨタの新型ヤリス(ガソリン車)など、あえてアイドリングストップを付けない車も登場しています。
ある調べによるとアイドリングストップによる燃費向上効果は総合すると5%ほどだそうです。

①夏場は暑さによってはクーラーのためすぐにエンジンが再始動、停止時もアイドリングストップしない。
また冬場の特に始動直後だとエンジン車のヒーターの熱源である冷却水の温度が一定以上に上がらないとアイドリングストップしない。

②アイドリングストップ装着車のバッテリーは大型となるため価格も通常の1.5倍程度する。
さらにアイドリングストップ装着車の12Vバッテリーは、エンジン始動が多いため負担が大きく寿命も通常の12Vバッテリーの7割ぐらい。

この2つが重なると長い目で見た12Vバッテリーに掛かる費用は通常の2倍程度です。
アイドリングストップで燃料代を節約したとしても費用対効果があるのか微妙です。
さらに環境負荷という観点で見ても「燃料の消費が減ったとしても、バッテリーの消費が増える!」という疑問も浮かびます。
トヨタに続き他社も追従するのかどうか…これだけ普及した状況からアイドリングストップなしにするというのも難しいような気もします。

総務部 芹澤達也

 

 

 

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