書籍紹介3
未来を拓く君たちへ 田坂広志 PHP文庫
自分の子供に読ませたい一書です。
■志とは
与えられた人生において、
己のためだけでなく、
多くの人々のために
そして世の中のために
大切な何かを成し遂げようとの決意
■我々の人生における2つの真実
・人は必ず死ぬ
・この人生はただ一度しかない
■人生において「成功」は約束されていない。
人生において「成長」は約束されている。
■「志」を心に抱くとき、
我々は、人生が語りかける「声」に虚心に耳を傾け、
その「意味」を深く理解することが出来るだろう
■時間とは不平等なものだ。
ただ漫然と人生の日々を過ごした人と、
1日1日を大切に生きた人では、
その「密度」には、何倍もの違いが生まれてしまう
密度の濃い人生を生きるためには
明日の「死」を覚悟して生きる。
人はいつ死ぬか分からない。
■使命感こそ「志」の原点
我々の抱く「志」は、この使命感によって深く支えられた時
初めて本当の「志」となる
■「何」を成し遂げたか。
それが、我々の「人生の意味」を定めるものではない
「何」を見つめて生きたか。
それが、我々の人生の意味を定める
どんな仕事をしているか
それが、我々の「仕事の価値」を定めるものではない
その仕事の彼方に、何を見つめているか。
それが、我々の「仕事の価値」を定める。
(石切職人の話。石を切る辛い仕事をしているのか、心の安らぎの場となる教会を造る仕事をしているのか)
■何故自分は生まれてきたのか。
答えのない問い
しかし、君が、自らの力でその「意味」を考え、
考え続けるならば、
いつか必ず、君の心の中で、覚悟が定まり、
その人生の「意味」が、結晶する時が来る。
その時、君の「志」が生まれたことに気づくだろう
■自分の人生を大切にするとは、
「自分の人生で巡り会った人々」を大切にすること
そして、「人を大切にする」とは何か
それは、「互いに成長する」ということ
そして、「互いに成長する」ためには、
「正対」することが最も大切。
相手の心に対して、こちらの素直な心で、
正面から向き合うことだ。
正直に、誠実に、真剣に、相手の心に接することだ。
■「奇跡の一瞬」
人と人が巡り会うのは「奇跡の一瞬」
137億年という悠久の時間の中にあるこの宇宙。
137億光年という壮大な空間の広がりの中にあるこの宇宙
この宇宙の片隅の小さな惑星に生まれた、我々の命
悠久の時間の中で一瞬の生を駆け抜ける、我々の命。
その命の命が巡り会う一瞬
■「人間としての成長」を求める覚悟
悔いのない人生や、満たされた人生を
香りある人生や、大いなる人生を生きようと思うならば、
人間として成長し続けていかなければならない。
■我々一人一人が変わらなければ、世界は変わらない。
我々一人一人が成長しなければ、人類は成長しない。
■「使命」と書いて、「命を使う」と読む。
必ず終わりがやってくる命
たった一度かぎり、君に与えられた命。
いつ終わりがやってくるか分からない命。
その命を君は何に使うか。
そのことを、深く、考えて欲しい。
君の目の前にそびえ立つ、人生という名の山
君はその山を、いかにして登っていくのか。
もし君が、高き「志」を抱き、その山に登っていくならば、
その君の登山は、必ず、素晴らしい登山になる。
「志」を抱いて歩むかぎり、
それは必ず、素晴らしい成長の糧になる。
人間成長という山道を登り続けて欲しい
そして、君は、必ず、その山の頂にたどり着くだろう
この人生の最後に語ろう
「最高の人生だった」と