地震の爪痕
2009年6月6日 更新
先月の末に、法面を保護する土木資材を作っているメーカーの会合で、新潟へ行って参りました。
午後から会合だったのですが、午前中は中越地震の被災現場を見て回りました。
地元の代理店の方に案内してもらったのですが、その爪痕はあれから5年も経とうとしている今でも
はっきり見ることが出来、当時の地震の規模の大きさと、人間の力ではどうにもならない自然の力を
思い知らされました。
小千谷市で山が崩れ道路もろとも川へ落ちてしまっています。
ここは当時ニュースでも放映されましたが、生き埋めにあった小学生が助け出された場所です。
地元の方の説明を聞いたのですが、山間の開けた場所だったのですが、
地震前は道の両側に山があり、谷間の道だったとのことです。
恐らく赤い線のように山があったのでしょうが、説明を受けなければ全く分かりません。
その他、埋まったままの民家などもありました。
われわれは、崖が崩れないようにネットを張ったり、モルタルを打ったり、アンナカーを
打ち込んだりして自然による災害がおこらないように工事をしますが、
ここまでの規模の地震に対しては人間ごときが何をやっても無駄だと思い知らされました。