新聞報道

2009年4月8日 更新

 先日来、新聞やテレビのニュースで「入社前日の内定取り消し」で問題になっている企業について

の報道が続いています。

当初入社直前の内定取り消しという行為が、非社会的な行為であり、けしからんという内容でした。

しかし、この企業は銀行からの融資が受けられず、やむを得ず内定の一時停止を行うこと、

そして、事態の収拾が得られた後には採用をする旨の説明をしていたそうです。

このまま存続できるか分からない会社に、何の説明もなく入社させるよりも誠意ある対応であっと思います。

 問題なのは、銀行の融資停止いわゆる「かししぶり」ではないでしょうか。

銀行も生き残って行かなければならないのでしょうが、報道機関としては一方的に

「内定取り消し」だけを前面に出した報道は偏ったモノではないでしょうか。

ある新聞では、この企業に対して文科省の大臣のインタビューを掲載している部分で、

「考えられない」という見出しを載せていました。

しかし、内容を読んでみるとこの企業の取った行動に対して考えられないと言ってはいないのです。

こういった「内定取り消し」が出る社会状態を憂いているコメントでした。

我々は、膨大な新聞の情報の中から、その見出しを見て興味あるモノだけ中身を読みます。

新聞が読者が勘違いするような見出しを出せば、間違って事実を解釈してしまいます。

我々はこれらの情報が全て正しいのではないと言うことを頭に入れ、

自分なりになるべく正しい判断が出来るように勤めていかなければならないと改めて感じました。

 ちなみに最近の報道では「内地取り消し」よりも、「この企業の再生へ官民共に取り組んでいる」

という内容に変わってきています。

 

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