学問のす々め

2009年3月3日 更新

 先日、ある銀行から、福沢諭吉「学問のすゝめ」について書いたものを頂き、ちょっと読んでみました。

恥ずかしながら、それまで、私は「学問のすゝめ」は人間は平等であると言っていると思っていました。

「天は人の上に人を作らず、人の下に人を作らず」とはいうが、その実、賢い者・愚かな者、富める者・

貧しき者、貴人・下人と厳然たる格差が存在することを指摘した上で、この格差の中で負け組に入らな

いために「学問」を身につけなさい。

というのが福沢諭吉の言わんとしたことのようです。

 そして、学問は数学や英語などの机上のものではなく、人間が生きていく上での実学を学びなさい。

いくら学歴が高くとも世情に実のない虚学ではものの役な立たない。生きる力にならない。と。

 学問のすゝめは、全17編で構成されており、初編で学問のすゝめを説き、その後「独立自尊」の

精神や「怨望」の害をについて書かれているそうです。

 この厳しい時代に、誰よりも努力し、勉強し仕事にあたっていかなければならない。

また、この今の状況やこれから私が取る行動の結果は誰の所為でもなく、自分で招いたことであり、

誰も恨むことも。羨むこともなく不断の努力をしていかなければならない。

こんなところでしょうか。厳しいですね。

 この冊子を読んでそのさわりに触れただけですが、130年以上昔に書かれた内容も現在に通ずる

ものがあると感心しました。今度全編等して「学問のすゝめ」を通読し見ようと思っています。

 

 

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